「電動ベッド」と聞くと、医療や介護の現場で使用されるものを思い浮かべる方が多いかもしれません。実際、介護を受ける方の中には「介護されている感」が気になって、電動ベッドに抵抗を感じるケースも多いようです。
しかし近年では、一目では電動ベッドとわからないような洗練されたデザインの商品も増えてきました。介護目的だけでなく、日々のリラックスタイムや睡眠の質を高めたいという理由から、一般家庭でも使用が広がっています。
名古屋市名東区の大矢家具店でも、日常使いに適した多彩な電動ベッドを取り揃えています。このコラムでは、家具の知識が豊富な大矢家具店のスタッフが、電動ベッドのメリットや選び方のポイントについてわかりやすくご紹介します。
電動ベッドについて
電動ベッドというと、日本では病院や介護用のイメージが強いですが、海外では日常生活の中でも広く活用されています。近年、日本でもベッドの上で過ごす時間の質を高めるために電動ベッドを取り入れる方が増えてきました。
1日の睡眠時間を8時間とすると、人生の約3分の1はベッドの上で過ごしていることになります。睡眠だけでなく、スマートフォンやタブレットを操作したり本を読んだりと、ベッドで過ごす時間は意外と多いものです。
そうした日常のリラックスタイムをより快適に、より上質なものに変えてくれるのが電動ベッド。今やその役割はただの介護用家具にとどまらず、暮らしを豊かにするアイテムとして進化しています。
電動ベッドのメリット

通常のベッドと比較して、電動ベッドには以下のようなメリットがあります。
- 利用者・介護者の負担を軽減できる
- 快適な姿勢でくつろげる
- 清潔さを保ちやすい
利用者・介護者の負担を軽減できる
電動ベッドは背もたれや脚の角度を自由に調整できます。そのため、病気やケガ、加齢によって体力が低下している方でも、起き上がりや立ち上がりの動作をスムーズに行えます。
マットレス全体の高さを調整できるタイプであれば、介護を行う方も腰をかがめすぎることなく、無理のない姿勢でサポートすることが可能です。
利用者と介護者の両方の負担を軽減できる点は、電動ベッドならではの大きな魅力といえるでしょう。
快適な姿勢でくつろげる
電動ベッドの大きな魅力である「姿勢の自由度の高さ」は介護の場面だけでなく、日常生活においてもリラックスタイムの質を大きく高めてくれます。
ベッドの上で読書をしたりテレビを観たりする際、自分が心地よいと感じる角度に背もたれや脚の高さを調整すれば、無理のない快適な姿勢を保つことが可能です。
さらに、こまめに角度を変えることで、長時間同じ姿勢を続けることによる体への負担を軽減できるのも嬉しいポイントだと言えます。
清潔さを保ちやすい
電動ベッドはベッドの上で長時間過ごすことを前提に設計されているため、一般的なベッドに比べて通気性に優れている傾向があります。脚が長めに設計されているモデルが多く、ベッド下に空間ができることで掃除がしやすいのも大きなメリットです。
マットレスやフレーム、床材の通気性が良いと電動ベッドに湿気がこもりにくく、寝室全体の衛生環境を保ちやすくなります。
電動ベッドのデメリット

上記のようなメリットがある一方で、以下のようなデメリットがあることに留意しなければなりません。
- 一般的なベッドより高額である
- 搬入や移動に手間がかかる
- 故障リスクがある
電動ベッドは、一般的なベッドと比べて機能が充実している分、価格が高めになる傾向があります。重量やサイズも大きいため、搬入や設置時の負担が大きい点はデメリットといえるでしょう。
一度設置すると気軽に動かすのが難しいため、搬入経路や設置場所は事前にしっかりと確認・計画しておくことが重要です。
さらに、電動ベッドはモーターやコントローラーといった電子機器を内蔵しているため、どうしても故障のリスクがつきまといます。故障した際には修理費用が高額になったり、状態によってはベッドとしての基本機能が損なわれたりする可能性もあります。
家具のプロが教える電動ベッドの選び方
電動ベッドを選ぶ際には、一般的なベッドを選ぶ際にも注目される予算やサイズ、デザインの他、以下のようなポイントを確認するのが良いでしょう。
- マットレス
- モーター
マットレス
予算については検討が必要ですが、マットレスは使用する人の体の状態や生活スタイルに合わせて選ぶことが理想的です。「1日のうちどれくらいの時間をベッドで過ごすか」「ベッドの上で何をするか」などによって、適したマットレスのタイプは大きく変わってきます。
例えば、就寝時間以外にもベッドの上で過ごす時間が長い方にとっては、硬すぎるマットレスは腰や背中への負担が大きくなりやすく、快適とは言えません。体圧を分散できる柔らかめのマットレスを選ぶことで、より快適に過ごせる空間になります。
モーター
電動ベッドには、各種リクライニング機能を調整するために複数のモーターが搭載されています。モーターの数が多いほど背もたれや脚部などをより細かく個別に調整できるため、自由度が高まり、より自分好みの快適な姿勢に近づけることができます。
一般的な日常生活で使用する電動ベッドでは、1箇所が個別に可動する1モータータイプが主流です。一方、介護や医療の現場では2モーター以上の電動ベッドが多く利用されています。
利用シーンや必要な機能に応じて、モーター数を基準に選ぶのも、電動ベッド選びのポイントの1つです。
大矢家具店おすすめの電動ベッド取り扱いブランド

名古屋市名東区の大矢家具店では、以下の人気ブランドの電動ベッドを取り揃えています。
- PARAMOUNT BED(パラマウントベッド):「WELL-BEING for all beings」を掲げ、電動ベッドに特化した快適な睡眠環境づくりにこだわる老舗ブランド
- SIMMONS(シモンズ):独自技術「ポケットコイル」により、高級ホテルのような寝心地をご家庭で実現
- Serta(サータ):「あなた仕立ての寝心地」を追求するカスタマイズ性の高いブランド
- Sealy(シーリー):アメリカ国内シェアNo.1、世界60ヵ国以上で愛されるグローバルブランド
どのブランドも高い機能性と睡眠の質の両立を目指した「より良い睡眠のための」電動ベッドを取り揃えています。大矢家具店では、そんな上質な電動ベッドを“背伸びしすぎない、ちょうどいい価格”でご提供しています。
記事内では電動ベッド選びのポイントをご紹介しましたが、やはり実際に見て、触って確かめることが何よりも大切。店頭では、家具のプロがライフスタイルやご要望に合わせた電動ベッド選びを丁寧にサポートいたします。
ぜひ一度、大矢家具店へ足をお運びください。スタッフ一同、皆さまのご来店を心よりお待ちしております。