
近年、インテリアの世界で高い支持を集めているのが北欧家具です。シンプルで飽きのこないデザインと快適な使い心地を兼ね備えた北欧家具は、幅広い世代から愛されています。しかし「北欧家具の特徴とは何か」「どのように選べばよいのか」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事では、北欧家具の特徴や魅力、選び方のポイントまで詳しく解説します。これから北欧家具の購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
北欧家具とは?

北欧家具とは、デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランドといった北欧諸国で生まれた家具のことを指します。厳しい冬の気候と短い日照時間という地理的な特性が、室内での快適性を追求する文化を育み、現代に至るまで世界中で愛され続ける独自のデザインスタイルが確立されました。
北欧の気候と暮らしから生まれた家具文化
北欧地域には冬が長く、1日の日照時間が極端に短いという特徴があります。15時には暗くなり始める環境下においては、必然的に室内で過ごす時間が長くなります。そうした暮らしの中で、家族との団らんを大切にする「ヒュッゲ」という文化が育まれ、快適で温もりのある室内空間づくりへの工夫が積み重ねられてきました。
こうした背景から、北欧では長時間使用しても疲れにくく、飽きのこないデザイン性と優れた実用性を兼ね備えた家具が発展してきたのです。
手頃な価格設定
1940年代のデンマークでは、生活協同組合が「高品質・適正価格・優れたデザイン」を理念に掲げ、家具製造を始めました。良質なデザインは特定の層だけでなく、すべての人が享受できるべきという考えから、手の届きやすい価格設定が重視されました。現在も多くの北欧ブランドが継承するこの理念が、世界的な支持を得ている理由の1つといえるでしょう。
北欧家具の6つの特徴

北欧家具には、他の家具にはない独自の魅力があります。ここでは、北欧家具を象徴する6つの特徴をご紹介します。
飽きのこないシンプルなデザイン
北欧家具の最大の特徴は、無駄な装飾を省いたシンプルで洗練されたデザインです。流行に左右されることなく、長く使い続けられる普遍的な美しさを持っています。シンプルでありながら、緩やかな曲線を取り入れたフォルムや計算された機能美により、どんな空間にも自然に馴染み、上質な雰囲気を演出できるのが魅力です。
天然木の温かみある質感
北欧家具の多くは、オーク材やウォールナット材といった天然木を使用しています。森林資源に恵まれた北欧ならではの、木材の美しさを活かしたデザインが特徴的です。天然木は使い込むほどに色合いが深まり、独特の風合いを楽しめます。経年変化を味わいながら、長く愛用できる点も北欧家具の大きな魅力といえるでしょう。
機能性と美しさの両立
北欧家具は「見た目が美しいだけでなく、使いやすくなければならない」という思想のもとに作られています。椅子であれば座り心地と体へのフィット感、テーブルであれば使い勝手を重視しながら、同時に美しいデザインも追求しています。人間工学に基づいた設計により、長時間使用しても疲れにくく、快適に過ごせる工夫が随所に施されているのです。
明るく落ち着いた配色
日照時間の短い北欧では、室内を明るく見せるため白・ベージュ・ライトグレーといった明るく落ち着いた色合いが好まれます。壁と天井に白系統、床と家具にナチュラルウッド、アクセントにグレーという配色パターンが一般的です。こうした配色により、狭い空間でも広々とした印象を演出でき、心地よい開放感を生み出すことができます。
曲線美を活かしたデザイン
北欧家具には、緩やかな曲線を活用したデザインが数多く見られます。椅子の背もたれや座面、テーブル天板などに角の丸みや曲線を取り入れることで、やさしく柔らかな印象を作り出しています。直線的な室内空間に曲線デザインの家具を配置することで、リラックスできる雰囲気が生まれるのです。
高い耐久性と堅牢性
北欧家具の多くは、厳格な品質管理のもと高度な技術を持つ職人が製造しています。品質の高い広葉樹を使用し、丁寧に作り込まれた家具は耐久性・堅牢性に優れています。適切にメンテナンスすれば何十年と使用できる家具が多く、世代を超えて受け継がれていくことも珍しくありません。
北欧家具を選ぶ際のポイント
北欧家具の購入を検討する際には、以下のポイントを確認しておくことが大切です。自分のライフスタイルや住環境に合った家具を選んで、より快適な暮らしを実現しましょう。
設置スペースとサイズを確認する
家具を選ぶ際は、設置スペースだけでなく周囲の動線も考慮する必要があります。テーブルの周囲には90〜110cm程度のスペースを設けると、椅子の出し入れや人の移動がスムーズになります。購入前に設置場所のサイズを正確に測り、実際に配置した際のイメージを明確にしておきましょう。
既存の家具と相性を考えて素材を選ぶ
北欧家具で使用される木材には、主に以下のような種類があります。
| オーク材 | 明るめの色合いで、ナチュラルな雰囲気 |
|---|---|
| ウォールナット材 | 濃いブラウンで、落ち着いた印象 |
| バーチ材 | 白っぽい色合いで、軽やかな空間を演出 |
既存の家具やインテリアとの調和を考えながら、お部屋全体のトーンに合った素材・色味を選ぶことが重要です。
用途に合わせて機能性を確認する
北欧家具には、使い勝手を高める様々な機能が備わったタイプがあります。ダイニングテーブルであれば伸長式で天板の広さを変えられるもの、椅子であれば収納機能付きのものなど、ライフスタイルに合わせた選択が可能です。どのようなシーンで使用するかを具体的にイメージしながら、必要な機能を見極めることができれば、長く快適に使える家具を選びやすくなります。
北欧スタイルを取り入れたコーディネートのポイント

空間全体を北欧スタイルでコーディネートすることで、より統一感のある心地よい空間を作り出せます。ここでは、初心者でも取り入れやすいコーディネートのポイントをご紹介します。
ベースカラーとアクセントカラーのバランスを意識する
北欧インテリアの基本は、ベースカラー70%・メインカラー25%・アクセントカラー5%の比率です。ベースに白やベージュなど明るい色を使い、アクセントとして北欧らしいグレイッシュな色合いや自然モチーフの柄を取り入れましょう。色数を増やしすぎず、統一感を意識することが北欧スタイルのポイントです。
ファブリックアイテムで雰囲気を演出する
クッションカバーやラグ、カーテンといったファブリックアイテムは、手軽に北欧らしさを演出できるアイテムです。大胆なプリント柄が空間にアクセントを加えてくれます。季節や気分に合わせてファブリックを変更することで、手軽に雰囲気を変えられるのも魅力です。
照明で温かみのある光空間を作る
北欧インテリアにおいて照明は重要なポイントです。拡散光を生むペンダントライトやフロアランプを配置し、複数の光源による空間の奥行きを作りましょう。球状やカーブデザインの照明器具は直線的な空間に柔らかさを加え、暖色系の電球を使用することで北欧らしい温かみのある光空間が完成します。
観葉植物で自然を取り入れる
ウンベラータやパキラ、オリーブといった観葉植物を配置することで、室内に自然を取り込めます。木製家具と緑の植物の組み合わせは、北欧らしいナチュラルな雰囲気を強調し、空気清浄効果やリラクゼーション効果も期待できます。鉢カバーも自然素材のバスケットを選ぶことで、より統一感のある空間になります。
北欧家具に関するよくある質問
北欧家具に関するよくある質問に回答します。
Q:北欧家具は高価なイメージがありますが、手頃な価格のものもありますか?
北欧家具には確かに高価なブランド品もありますが、全てをブランド品で揃える必要はありません。メインとなる大型家具は品質の高いものを選び、小物や雑貨は手頃な北欧風アイテムを活用するという方法が効果的です。段階的に導入していけば、無理なく理想の北欧スタイルに近づけることができます。
Q:北欧家具のお手入れ方法を教えてください。
天然木を使用した北欧家具は、乾いた柔らかい布でこまめに拭くことが基本です。水分や汚れが付いた場合は、すぐに拭き取りましょう。定期的にオイルやワックスでメンテナンスすることで、木材の美しさを長く保つことができます。ファブリック素材は、取り外して洗えるカバーリングタイプを選ぶと清潔に保ちやすくなります。
Q:北欧家具は和室にも合いますか?
北欧デザインと日本の美意識には「必要なもののみ残す」という共通点があり、和室との相性は良いです。木を活かす北欧家具は、畳や障子といった日本の伝統的な素材とも自然に調和してくれます。シンプルなデザインの北欧家具を選ぶことで、和洋折衷の落ち着いた空間を作り出すことができるでしょう。
Q.:欧家具の購入時に実物を確認したほうがよいですか?
天然木を使用した北欧家具は、一つひとつ色合いや木目が異なります。オンラインの写真だけでは質感や実際のサイズ感が分かりにくいため、可能であれば実店舗で実物を確認することをおすすめします。実際に触れて、座って、体感することで、より納得のいく選択ができるでしょう。
北欧家具は部屋全体の雰囲気を意識して選ぼう
北欧家具を購入する際は、部屋全体の雰囲気やイメージを崩さないように、相性を重視して選ぶことが大切です。名古屋市名東区の大矢家具店では、北欧スタイルを取り入れた上質な家具を数多く取り揃えています。店頭では、家具選びのプロがお客様一人ひとりのライフスタイルやご要望に寄り添い、最適な家具選びを丁寧にサポートいたします。

