
ジャパンディのおしゃれな雰囲気に憧れて模様替えしたものの、「なんとなく北欧風にも和風にも寄りきらない」と感じている方もいるのではないでしょうか。ジャパンディは、家具のデザインだけでなく、色の組み合わせによって印象が大きく変わるインテリアスタイルです。
ジャパンディらしい空間をつくるためには、色数を増やしすぎず、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーのバランスを整えることが大切です。本記事では、家具の専門店である大矢家具が、ジャパンディの配色の基本や部屋別の色選び、まとまりのある空間に仕上げるコツについて解説します。
ジャパンディとは?配色の特徴を紹介

ジャパンディとは、日本の「ジャパニーズ」と北欧の「スカンジナビアン」を組み合わせたインテリアスタイルです。それぞれの特徴を取り入れながら、自然素材や落ち着いた色合いで空間をまとめるのが特徴です。
北欧と和の共通点を活かしたスタイル
北欧インテリアは、明るい木材やシンプルで機能的な家具を取り入れ、温かみのある空間をつくるのが特徴です。一方で、日本のインテリアには、余白を大切にした空間づくりや、木・和紙・陶器など自然素材を取り入れる文化があります。
どちらも装飾を増やしすぎず、素材そのものの美しさを活かす点で共通しています。ジャパンディは、この2つの共通点をベースに、落ち着いた色合いでまとめるスタイルと考えると分かりやすいでしょう。
ジャパンディは色数を抑えることが大切
ジャパンディらしい空間をつくるうえで、重要になるのが配色です。家具の形がシンプルでも、鮮やかな色をいくつも取り入れると、ジャパンディ特有の穏やかな雰囲気をつくりにくくなります。反対に、家具のデザインが完全な和風や北欧風でなくても、色味や素材感を揃えることでジャパンディらしくまとめやすくなります。
ジャパンディの配色は3つのカラーで考えるのが大切
ジャパンディの配色に迷った場合は、「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」の3つに分けて考えるとまとまりやすくなります。ここでは、ジャパンディの配色を考える際のポイントについて詳しく解説します。
ベースカラーはホワイト・アイボリー・生成り
ベースカラーは、壁や床、カーテンなど、部屋の中で大きな面積を占める色です。ジャパンディでは、ホワイトやアイボリー、生成りなど、明るくやわらかな色がよく合います。真っ白だけでまとめるよりも、少し黄みやグレーを含んだニュアンスカラーを選ぶことで、温かみのある空間をつくりやすくなります。
メインカラーはベージュ・グレージュ・木の色
メインカラーは、ソファやテーブル、ラグなど、部屋の印象を大きく左右する家具やインテリアに使う色です。ジャパンディでは、ベージュやグレージュ、ナチュラルな木の色などを取り入れると、ベースカラーとのつながりが自然になります。木の色味をベースカラーとメインカラーの橋渡しとして使うと、北欧らしい温かみと和の落ち着きを両立しやすくなります。
アクセントカラーは墨色・藍色・アースカラー
アクセントカラーは、クッションや花器、アートなどに少量取り入れる色です。墨色やチャコールグレー、藍色などの深みのある色を取り入れると、淡い配色の空間が引き締まります。また、テラコッタやくすんだグリーンなど、自然を感じさせるアースカラーもジャパンディと相性が良いでしょう。
しかし、アクセントカラーを広い面積に使うと主張が強くなります。小物など面積の小さい部分に取り入れることを意識すると、落ち着いた印象を保ちやすくなります。
【部屋別】ジャパンディの配色のポイント

基本となる色は同じでも、リビングや寝室など部屋の用途によって適した配色は異なります。ここでは、部屋別にジャパンディの配色を考えるポイントを紹介します。
リビングはベージュやグレージュを中心にする
家族が長い時間を過ごすリビングでは、ベージュやグレージュ、ナチュラルウッドなど、目にやさしい色を中心にまとめるのがおすすめです。ソファなど面積の大きな家具には中間色を選び、クッションやアートで濃い色を少量加えると、落ち着きの中にもメリハリが生まれます。
寝室は色数を抑えて落ち着きを出す
寝室は、リビング以上に色数を抑えると落ち着いた空間に仕上がります。ベッドリネンやカーテンをアイボリーやグレージュなどでまとめ、ベッドフレームやサイドテーブルの木目を活かすだけでも、ジャパンディらしい雰囲気をつくることができます。
ダイニングは木の色を中心にまとめる
ダイニングでは、テーブルや椅子など木製家具が中心になるため、木の色味を揃えることがポイントです。明るいオーク系でまとめれば軽やかな印象に、少し濃いブラウンを取り入れれば和の落ち着きを感じやすくなります。食器やランチョンマットなどで季節ごとの色を取り入れるのもおすすめです。
ジャパンディは家具の素材と色味を揃えることも大切
ジャパンディのインテリアでは、色だけでなく素材の質感も空間の印象を左右します。自然素材を活かしながら、家具同士の色味や質感に統一感を持たせましょう。
木製家具の色味を揃える
ジャパンディでは木製家具を取り入れることが多いため、木の色がバラバラになると統一感が出にくくなります。例えば、明るいオーク材と赤みの強いブラウン、濃いウォルナット材を1つの部屋に多く取り入れると、それぞれの主張が強くなる場合があります。すでに部屋にある家具や床の木の色を確認し、新しく購入する家具も近いトーンで揃えると、まとまりのある空間をつくりやすくなるでしょう。
リネンやウールなど自然な質感を取り入れる
同じベージュやグレーでも、素材によって見え方は変わります。リネンやコットン、ウールなど、自然な風合いを感じられる素材を取り入れると、色数を増やさなくても空間に表情をつけることができます。ソファやクッション、カーテン、ラグなどに取り入れると、シンプルでありながら温かみのあるジャパンディスタイルに仕上げやすくなるでしょう。
ジャパンディの配色で失敗しやすいポイント

ジャパンディを意識して家具や小物を選んでも、配色のバランスによっては思ったような雰囲気にならないことがあります。ここでは、ジャパンディの配色で失敗しやすいポイントについて紹介します。
色数を増やしすぎる
ジャパンディでは、色をたくさん取り入れるよりも、少ない色を繰り返し使うほうがまとまりやすくなります。家具ごとに違う色を選んだり、小物にさまざまなアクセントカラーを使ったりすると、部屋全体が落ち着かない印象になりやすいため注意しましょう。家具の色を揃える方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。
白と黒のコントラストを強くしすぎる
白と黒をはっきり分けるような配色は、モダンでスタイリッシュな印象になります。一方で、コントラストが強くなりすぎると、ジャパンディ特有のやわらかさが薄れてしまうことがあります。黒を取り入れる場合は、真っ黒ではなく墨色やチャコールグレーなど、少しやわらかい色を選ぶと空間になじみやすくなるでしょう。
木の色を混ぜすぎる
自然素材を取り入れようとして、さまざまな色の木製家具を置いてしまうケースにも注意が必要です。すべて同じ樹種にする必要はありませんが、明るい木でまとめるのか、少し濃い木を中心にするのかなど、大まかなトーンを揃えることが大切です。
照明による色の見え方を考えていない
家具やファブリックの色は、照明によって見え方が変わります。ジャパンディの温かみを引き出したい場合は、電球色など暖かみのある照明を取り入れると、木の色やベージュ系のファブリックがやわらかく見えやすくなります。家具だけで配色を考えるのではなく、照明をつけた状態で部屋全体の色を見ることも大切です。
ジャパンディの配色に関するよくある質問
ジャパンディの配色に関するよくある質問に回答します。ジャパンディを取り入れた部屋作りを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
Q:ジャパンディに合わない色はありますか?
絶対に使ってはいけない色があるわけではありません。ただし、原色に近い赤や青、黄色などを広い面積に使うと、ジャパンディ特有の落ち着いた印象をつくりにくくなる場合があります。鮮やかな色を使いたい場合は、クッションやアートなど、小さな面積のアクセントとして取り入れるとよいでしょう。
Q:ジャパンディは何色でまとめるのがおすすめですか?
ホワイトやアイボリーをベースに、ベージュやグレージュ、ナチュラルウッドを組み合わせると取り入れやすいでしょう。そこへ墨色やチャコールグレー、くすんだグリーンなどを少量加えると、空間を引き締めやすくなります。
Q:賃貸でもジャパンディの配色にできますか?
賃貸でもジャパンディの配色を取り入れることは可能です。床や壁を変更できない場合は、その色をベースカラーの一部として考え、家具やラグ、カーテンでベージュやグレージュなどを追加するとまとまりやすくなります。
Q:観葉植物はジャパンディに合いますか?
観葉植物はジャパンディと相性の良いインテリアです。自然なグリーンが、木やベージュを中心とした落ち着いた空間のアクセントになります。鉢カバーは白やグレー、素焼き、籐など、自然素材を感じるものを選ぶとよりなじみやすくなります。
ジャパンディの配色は色数を抑えて統一感を意識しよう
ジャパンディの配色では、ホワイトやアイボリーなどをベースに、ベージュやグレージュ、ナチュラルな木の色を組み合わせるのが基本です。そこへ墨色やアースカラーなどを少量加えることで、落ち着きのある空間に仕上げやすくなります。
特に大切なのは、「ジャパンディらしい色」を一つずつ集めるのではなく、部屋全体の色数と木部のトーンを揃えることです。床や壁など変えにくい部分から考え、大型家具、小物の順に色を決めていくと失敗を防ぎやすくなります。
大矢家具名古屋インター店では、ジャパンディスタイルにも合わせやすい木製家具やソファ、ダイニング家具などをご覧いただけます。カタログだけでは分かりにくい木の色味やファブリックの質感も、実物を見ながら比較できます。名古屋周辺でジャパンディに合う家具や配色に迷っている方は、ぜひ大矢家具名古屋インター店へお気軽にご相談ください。





